2010年5月27日木曜日

6軸センサーとウエブモール

先日、東京工業大学で開催されたMake: Tokyo Meeting 05 では、大勢の方々にビート・クラフトのブースにお立ち寄り頂きまして有難うございます。期間中、ビート・クラフト特製の6軸センサーを販売しましたが、今回はこの6軸センサーに関するお話です。

なぜ、6軸センサーだけを売るのか不思議に思った方も多いと思います。まず、6軸センサーの販売に至った経緯を簡単に説明しましょう。ブースでデモを、ご覧になった方はご承知と思いますが、ビート・クラフトは、bc10 を製造販売します。当然、搭載するパーツは、自分たちで買ってこなければなりません。部品のコストを下げるため大量購入もしなければなりません。また、需要の高い性能の良いパーツは、買える時にある程度、押さえておく必要もあります。従って時折、余剰パーツが発生してしまうのです。残念ながらbc10は6軸センサーを2つ使いません。捨てるのも、もったいないので余った6軸センサーをモジュール化して販売することに決めました。

MTM 05の期間中、「ウエブで売らないの?」という質問を多く頂きました。確かに面白いアイデアなのですが、自社サイトで通販するのは人手不足なので無理。そこで、ウエブのモールの出店サービスを検討してみました。選んだのは名前を知っている3つ。Amazon.co.jp、Yahoo.co.jp と楽天の3社です (順不同)。単純に一番安いパッケージの手数料を調べて表にまとめるとこんな風になります。

【手数料一覧】
       
Amazon.co.jp
Yahoo.co.jp
楽天  
月間手数料
4,900円
20,790円(税込)
19,500円(税?)
初期費用
0円
21,000円(税込)
117,000円(6ヶ月分)
最低登録期間
なし
6ヶ月
1年
更新時の支払い
月払い
1ヶ月分後払い6ヶ月分一括払い
手数料(最初の)
50万円まで
8% (on 価格
   +送料)
4.5%
6.5%
手数料
50万円超
8% (on 価格
   +送料)
4%
6%

この表からでは、あまり違いは分かりません。そこで、6軸センサーを使って試算をしてみました。1ヶ月の販売個数を10個から150個と想定します。上の表の各社の一番安いパッケージで、オプションを使わなかった場合の販売コストを試算してみました。送料やその他の手数料やコストは、試算では考慮していません。6軸センサーは通常価格5,000円ですが、今回は、MTM05の特別価格3,500円で試算します。従って、売り上げの幅は、35,000円 (10個) から525,0000円 (150個) となります。結果は以下のとおりです。

【6軸センサーでの試算】
台数
売り上げ
利益
(Amazon.co.jp)
利益率
(同左)
利益
(Yahoo.co.jp)
利益率
(同左)
利益
(楽天)
利益率
(同左)
10
35,000
27,300
78
12,635
36.1
13,225
37.79
20
70,000
59,500
85
46,060
65.8
45,950
65.64
30
105,000
91,700
87.34
79,485
75.7
78,675
74.93
40
140,000
123,900
88.5
112,910
80.65
111,400
79.57
50
175,000
156,100
89.2
146,335
83.62
144,125
82.36
60
210,000
188,300
89.67
179,760
85.6
176,850
84.21
70
245,000
220,500
90
213,185
87.01
209,575
85.54
80
280,000
252,700
90.25
246,610
88.08
242,300
86.54
90
315,000
284,900
90.45
280,035
88.9
275,025
87.31
100
350,000
317,100
90.73
313,460
89.56
307,750
87.93
110
385,000
349,300
90.84
346,885
90.1
340,475
88.44
120
420,000
381,500
90.92
380,310
90.55
373,200
88.86
130
455,000
413,700
91
413,735
90.93
405,925
89.21
140
490,000
445,900
91.07
447,160
91.26
438,650
89.52
150
525,000
478,100
91.125
480,710
91.56
471,500
89.81

売り上げ= 単価 × 販売台数、利益=売り上げ - 売り上げ × 手数料 - 月間手数料、利益率 = 利益 ÷ 売り上げ × 100 とします。利益率は、売り上げとウエブモールでの販売コストの関係だけです。製造コストや人件費などの他のコストは無視します。表を見ていただければ分かると思いますが、月々の売り上げが20万円以下 (60台以下) の場合、ウエブ販売のコストだけで売り上げの 10% を超えてしまいます。




売り上げ/利益のグラフ (左) は、全てラインが右肩上がりで販売台数と利益の伸び率などの細かい関係は、分かりませんが、利益率のグラフ (右) では、一目瞭然です。少量販売の場合Amazon.co.jpと他の2社との差は歴然です。月々の売り上げが40万円 (120台) 以下ならば、Amazon.co.jp の利益率は比較的に高いように見えます(Amazon.co.jpは価格と送料の合計に8%の手数料がかかるので、実際の利益率は下がると思います)。やはり、月50万円 (150台) 以上の売り上げがなければ、販売コストを8%台に下げることもできません。インターネットでの「薄利多売」や「ロングテール」のようにニッチなマーケットにも低コストで簡単に開拓できるような話がメディアで取り上げられますが、実際に調べてみると予想よりも大変そうです。

結局、6軸センサーの販売は、基本的にイベントに参加した時だけにします。もし、どうしても必要な方はビート・クラフトにお問い合わせください。

6軸センサーに関するお問い合わせは、bc10@beatcraft.com まで。

締め切り間近!!bc10 es2 の予約受付中!!詳細はこちらへ

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