2013年12月12日木曜日

3Dプリンターの勉強会に参加しました

11月13日に、すみだ中小企業センターで開かれた3Dプリンターの勉強会、「今からでもおそくない!!3Dプリンターについて知ろう!」に参加しました。数年前にビート・クラフトは、ABSの3Dプリンター (Dimension SST、最小積層ピッチ0.254mm) や、光造型装置 (RM-6000II、最小積層ピッチ0.05mm) をすみだ中小企業センターや東京都立産業技術研究センターでお借りした関係で今回の勉強会に声をかけて頂きました。勉強会では、最近の3Dプリンターの市場動向の解説、実際に3Dプリンタのデモなどが行われました。



なぜ、3Dプリンターが注目されているのか?
Wiredの編集長だったクリス・アンダーソンが自分の著書「MAKERS」で3Dプリンターを紹介し、大企業だけでなく個人でのモノ作りが可能になると説いたことや、Fablab、Maker Faireなどで3Dプリンターが広く使われて始めてたのをメディアが取り上げたのが大きな理由と考えられています。また、熱溶解積層型の3Dプリンターの特許が切れて製造がしやすくなったのも理由にあると言われています。20万円以下の3Dプリンターが家電量販店で販売されています。

3Dプリンターの長所と短所
3Dプリンターの技術の進歩により、従来のABSや石膏だけでなくナイロンやアクリル樹脂などの素材にも対応しています。石膏に着色も可能です。また、積層ピッチが非常に細かくなり精細度の高いモデルも製作が可能もなりました。しかし、精細度が高くなれば製作に必要な時間も長くなります。また、板状のものは製作に時間がかかるだけでなく、反りやすいので3Dプリンターでの製作には不向きです。

例) こぶし程の大きさのモデルをプリントする場合、石膏を使用した精度の低い3Dプリンターで3時間程度、精細度の高いプロフェッショナル用3Dプリンターで9時間程かかります。

3Dプリンターの実用例
現状では、主に試作品やモデルを作るのに使用されています。3Dプリンターの性能の向上や使用可能な素材が増えるに従い、試作品から実製品にシフトしているのも事実です。しかし、実製品への適用範囲はまだ狭く、新しいプロフェッショナル用の高精細の3Dプリントが可能なプリンターでラチェットを製作しても、20回ほどの使用で壊れてしまうそうです。
その他では、医療の現場での使用が多く、歯科技工士が歯形を口腔内スキャナで撮影、出力し微調整して、治療に必要な歯形模型を作ります。(セラミックを切削する3Dプリンターで詰め物や被せ物を病院内で製作し、当日に治療を完了する病院もあります。)別の医療現場での使用例として、人工骨や心臓弁膜症などの手術の前に、3Dプリンターでモデルを作って手術の打ち合わせやリハーサルに利用します。

3Dプリンターのデモ
今回の勉強会では、3Dシステムズ社製のProJet HD 3000がデモで使用されました。このProJet HD 3000は高精細のプロフェッショナル用の3Dプリンターで、最密の積層ピッチは16マイクロメートル(ミクロン)になります。紫外線硬化アクリル樹脂を素材に使用し、インクジェットプリント技術と光硬化の両方の積層技術に対応しています。


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